松糸道路 安曇野市区間でルート帯4案を提示

日付:2019年12月02日 | カテゴリ:行政/計画

年度内にルート帯の選定を目指す
 県安曇野建設事務所と安曇野市は、地域高規格道路「松本糸魚川連絡」に係る安曇野市新設区間についての第4回市民説明会を12月1日に安曇野市役所で開いた。計画検討手順の第3段階にあたる説明会で、複数ルート帯案やルート帯選定の判断材料となる評価項目案を示した。
 安曇野建が示したルート帯案は、「安曇野インターチェンジ」を起点とした1案と、「仮称・安曇野北インターチェンジ」を起点とした3案(A・B・C)の計4案。各ルート帯とも、主要な交差点は立体化、設計速度は時速60km、縦断勾配5%以下、曲線半径150m以上を確保する。ルート帯の幅は50mで設定した。
 安曇野IC起点のルート帯案(L約6.4?)は、ICを出て県道「柏矢町田沢停車場線」を「重柳」交差点まで進み、市道を介入し、万水川や穂高川を渡り、高瀬川右岸道路と結ぶ。「御法田」交差点から高瀬川右岸道路に接続する区間では道路を新設する。また、安曇野インター、安曇野インター北、光橋西、重柳−の交差点は立体化する。重柳の交差点から大王わさび農場までは、現道の上を高架橋で通過する構造となる。生活道路としての現在の市道は改良する。
 安曇野北ICを起点としたAルート帯案(L約3.6km)は、同ICを出て、犀川右岸堤防沿いを進み、三川合流部を渡り、穂高クリーンセンターの東側を通って高瀬川右岸道路に接続する。2011年に公表したルートと類似している案で、三川合流部に橋梁を架けることから、他のルート帯と比べて技術的に難しい。
 同Bルート帯案(L約5.1km)は、Aルート案と同様に安曇野北ICを出て、犀川右岸堤防沿いを進む。Aルートとは反対に、前川の西側沿いを通って犀川を渡河、高瀬川左岸を進み、高瀬川を渡河し高瀬川右岸道路に接続する。2015年に示した「Bルート」と同様のルート帯となっているが、地域や農地への影響が少ないものに修正した。
 同Cルート帯案(L約4.9?)は、安曇野北ICを出て、すぐに犀川を渡河し、「重柳」交差点まで直進。その後は、安曇野IC起点のルート帯案と同様の計画で、高瀬川右岸道路に結ぶ。
 各ルート帯案の選定に向けた、評価項目案には5つの分野を提示した。提示したのは、交通(高速交通ネットワークの構築、市内交通の円滑化、安全・安心な生活の確保)、環境(景観、環境への配慮)、生活(地域住民への影響、農業への影響、商工業への影響)、地域経済(交流促進、地域活性化)、事業性(経済性、施工性、効果の早期発現)−の5つ。
 安曇野建は、第4段階で複数ルート帯案の比較評価、第5段階でルート帯案の選定−までを2019年度内に完了したい方針。ルート帯が決定し、事業実施段階に進んだ場合は、現地測量、ルート線の検討・決定、都市計画決定の手続き、実測地形図による設計、用地測量・物件調査、用地買収、工事着手−の流れとなる。

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